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ウェブ進化論

今更ですが、「ウェブ進化論」を読んでみました。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

面白いのはWeb2.0に対する記述。単なるオライリーの宣伝文句という捉え方が多い中、本書で記されている視点は語り尽くされているようで、新しい。

これまで各社がAPI公開しているその狙いがわからなかったのだが、島から経済圏への発展という観点をしめされたとき、その理由がわかった気がする。

さらに、グーグルの「優秀な人間が、泥仕事を厭わず、自分で手を動かす」という文化は、策士きどりで考えだけ言って自らは手を動かさないひとが増えてきている会社とは真逆を行っている。

で、最新作「ウェブ時代をゆく」でウェブリテラシーの中にプログラミング能力があった理由がわかった。スピードもそうだが、策士気取りではなく自ら実行・構築できる能力がないとAPIから経済圏を見いだすことはできないだろう。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

API公開して、経済圏ができるか、それが永続可能なのかはまだ結論が出ていないのだが、手を動かしてチャレンジしてみるのはやってみて損はない。「ウェブ進化論」では、著者が「若いうちはあまりモノが見えていない方がいい」と例を交えて説いている。策士気取り・評論家気取りで起きたことを説明するのは誰でもできる。とりあえずチャレンジしてみること。それが必要と考えさせられた一冊であった。