章題は「アジャイルさを育む」。アジャイルマニフェストにある「計画に従うことよりも、変化に適応することを」に対応することが「変化に付いていく」「時が来たら習慣を捨てる」の二つに書かれている。
僕が特に共感しているのは次のところ。
ソフトウェア開発系と非技術系の良書(いくつかお奨めがある)、学術専門誌や業界誌、さらには一般のマスコミの出版物にも目を通そう(業界では古くなった話題が一般のマスコミでは「最先端」の話題として紹介されていて興味深い)。
僕は特に、業界外のものに目を通すことを心がけている。最新技術とかはモチベーションを保っていればけっこう目にすることが多いのだが、技術系以外のものは意識しないと目を通さないことが多い。
本屋に行って、最初にコンピュータ専門書籍売り場に行くことは技術者として普通の行動だと思うのだが(えぇ!違うってぇ!)、新書だったり文庫本で何が売れているかを気に留めるだけでも結構違うと思う。できれば、手に取って読んでみると新しい世界が開けると思う。
技術系の本みたいに、明日の仕事に役立つことはないかもしれない。が、職場でのコミュニケーションだったり、話のネタだったり、お客さんの業務に対して理解を深めたり、まぁ、いろいろとした理由からむさぼり読むことをお奨めします。
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣
- 作者: Venkat Subramaniam,Andy Hunt,木下史彦,角谷信太郎
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2007/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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