アジャイルプラクティス(第四章)

去年、職場に1ヶ月だけ新人を置いてくれと言われて、教育のつもりでJavaでツールを書いてもらったことがありました。Javaの知識は研修で学んだらしく、「for文ってなんですか?」と聞かれることもなく、ちゃくちゃくと進む。

その後、「コーディング完了しました、テスト完了しました。」って報告がきたので、「じゃ、Jarファイルちょうだい」って言ったら、「え?!なんですかそれは。」と。あぁ、多分classファイルだけなんだろうなぁって思っていたら、「全部Eclipse上にあります。」って言われたので、な、なんじゃそりゃぁ。

要するに、コーディングもEclipseで書いて、テストもJUnitで書いて、それはそれですばらしいことなのだが、自分で書いたJavaプログラムをどうやってコンパイルして、どうやって実行可能なアプリケーションとするのかを知らなかったのだ。

第四章に書かれている「早いうちにデプロイを自動化する」は、すばらしい指針だが、その前にデプロイの為に必要な作業をあげておく必要がある。僕の周りだけかもしれないが、プログラムは書けるのだが、それを動かす手順を知らないっていう人が多い。そういう人がSEとかJavaプログラマって言ってたりするのだから世の中なんというか。

なんだか愚痴になってしまいました。「早いうちにデプロイを自動化する」は、その前に「デプロイ作業を手作業で行う苦しみを知る」ことが必要ではないかと思った第四章。

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣

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