「ヒューマンエラーを防ぐ知恵」読了

「ヒューマンエラーを防ぐ知恵」って本を読みました。

ヒューマンエラーを防ぐ知恵 (DOJIN選書)

ヒューマンエラーを防ぐ知恵 (DOJIN選書)

200ページぐらいの本なんですけど、遅読の僕としてはスラスラ読めて、一週間ぐらいかかると思っていたのが、二日で読了。それぐらい本書は分かりやすく書かれている。

タイトルにもあるが、問題は「防ぐ」ことにある。エラーが起きた後に対して、あれこれ考察するのは突っ込みやすくて、分かりやすい。一方、防ぐことは目立たない。でも、備えあれば憂いなしって言葉があるように、備えておくことでエラーを起こさないことも必要なのだ。

僕が属しているソフトウェア業界も、ヒューマンエラーはどこでも入り込む。要求分析から設計/製造/テストなどいろいろな工程において、ヒューマンエラーはいくらでも入り込む。ソフトウェアは、人間が命じた通りに動く。望んだ通りに動くものではない。なので、要求分析や設計はともかく、コーディングやテストで起こるエラーは、原因はすべてヒューマンエラーなのだ。ソフトウェア開発者はそのことをきちんと分かっておくべきだ。