18-B-1 プログラマが知るべきたったひとつの大事なことがら

学び続ける姿勢

きのこ本に記載されているきのこ18「学び続ける姿勢」をベースにお話が進む。きのこ18にも記載されていますが、

  • 本当に身につけたい技術は手を動かす

は正しくそのとおりで。技術書の「写経」の方法は言われてみると「当たり前」なんだけど、こうやって言葉にされるといろいろと気がつく。

完璧主義の呪い

完璧主義の呪いと称して、完璧な設計が出来ていないとコードが書けない」症候は誰もが陥るトラップにはまったというお話もされていた。これ、自分もはまった。(今も?

結局、ソースコードを書くのは一発勝負ではなく、だんだんと良くしていくものという認識を持てば、完璧主義の呪いは意外と去って行く気がします。
例えば、Red Green リファクタリングのサイクル。最初っから失敗(Red)だったら、とりあえず完璧でなくても動かそうとするという考え方に持っていけるので愛称がいいかなと感じています。

渦を作る

人に対して影響を与え、人を動かしていくか。そのことを「渦を作る」という言葉で表現されていました。

講演の最後の方に、「コミュニティに参加することは渦に入ること、そこから渦を作っていこう」という言葉はコミュニティの存在意義や参加意義を改めて意識することができました。

現実と向きあおう

個人的に感動したのがこの部分。こういうデブサミとかのイベントだといろいろな技術が出てきて、「あれもいいな、これもいいな」と思うのだけれども、現実にはそういう技術や考え方とは程遠い日々が待っていて、萎えてしまう。
ただ、そこで諦めてしまうのではなく、身の回りをプログラミングするということで、ひとりでも始められるよねというメッセージ。

年下から学べる?

学び続けるためには、

「一生プログラマーでいられるかどうかは、言い換えれば年下から学べるか否か」

という@dankogaiさんの言葉に集約される。例えばHadoopは昔の分散バッチでしょというのは単なる思考停止で、渦を作っているのだから、一回りしたらさらなる深みに入れる筈だというお話。

サイン会

お昼の休憩中にきのこ本のサイン会がありました。吉岡さん(@hyoshiok)と関さん(@m_seki)と和田(@t_wada)さん。これ、大切にしなければ。これを保存版としてもう一冊買っちゃおうかな。