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書評『パーフェクトRuby on Rails』

『パーフェクトRuby on Rails』を献本いただきました。ありがとうございます。

パーフェクト Ruby on Rails

パーフェクト Ruby on Rails

早速レビューを。

本書の紹介

全体的に、現場でRailsアプリケーションを開発し、運用する上で必要な物が網羅されている本です。

例えば、他の本で「おまじない」のように書かれているAsset Pipelineの説明も何故このような書き方になっているのか、それぞれにどのような意味があるのかを書かれています(第3章)。
また、Railsのロードパスでなぜlibディレクトリがオートローディングの対象になっていないか(第4章)にもページが割かれています。

第1章と2章は環境構築とRailsの基本的なことについて書かれていますが、しっかりRails4.1に対応。variantsによるテンプレートの切り替え(第2章)もしっかり抑えられています。

第6章から始まるサンプルアプリケーションもしっかりとしています。例えば、エラーハンドリングとその通知方法などは他の本には省略されることが多いため、一冊の書籍にまとめられているのは大変助かります。

第8章にはChefやCapistranoの話も書かれており、単なるRailsアプリケーションを実装するだけでなく、Railsアプリケーションを動かすことに焦点を当てて記されています。

そして、第9章と第10章は更にRailsアプリケーションを作る上で必ず出てくる問題に一つの解を与えてくれます。中でも

「その文字列は本当に単なる文字列か?」

と書かれている節は大変勉強になりました。

対象読者

1回はRailsアプリケーションを作ったことがある人が対象でしょう。「Rubyって何?」という人がこの本片手に学ぶのはちょっと難しいかなと思います。

Rails 4系の解説本としては、他に『Ruby on Rails 4アプリケーションプログラミング』があります。こちらは、リファレンスとして使える本と思います。できれば2冊買うのが良いかなと。

Ruby on Rails 4 アプリケーションプログラミング

Ruby on Rails 4 アプリケーションプログラミング

電子書籍が…という声をよく聞きましたが、紙でも手元においておくべきです。電子書籍だろうが紙だろうが、読んでおいて損はないです。