Spring Fest 2019に行ってきました

はじめに

Spring Fest 2019に行ってきました。昨年からJavaの案件に携わるようになり、 Springをよく使うようになったことから、情報収集の一環で 行ってきました。

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簡単に聴講したセッションについて感想を記したいと思います。

基調講演

Spring Boot 2.2の概要と今後リリースされるSpring Boot 2.3について発表がありました。

Spring Boot 2.2では

  • Java 13対応
  • Dependency managementの更新
  • Immutable Configuration Properties
  • JUnit 5
  • Performance向上
  • RSocket

というのが主なポイントと紹介されていました。が、個人的に体感したのは JUnit 5でして、ほかはよくわからない...というのが印象。勉強しないとなあ。

Spring Boot 2.3では

  • Java 17 LTSにむけた準備
  • Containerサポート
  • k8sサポート
  • 2020年4月リリース
  • Spring Bootは以降6ヶ月毎にリリース

が主だったポイントとして紹介されていました。Spring Bootのリリースが 6ヶ月毎にリリースというのが個人的にはかなり不安。Spring Boot適用 プロジェクトがこのリリースペースについていけるのか?というのが 不安になりました。

Spring Boot アプリの運用が楽になる? Pivotal と Microsoft が共同開発した専用 PaaS「Azure Spring Cloud」のご紹介 !!

てらだよしおさんによる「Azure Spring Cloud」の発表。てらだよしおさんのブログに「Azure Spring Cloud の環境構築方法のご紹介」というものがあり、これの事前紹介みたいなものでした。

システム間連携を担うSpring Integrationのエンタープライズ開発での活用

システム間連携のパターンとしてEnterprise Integration Patternsの紹介をされたあと、その中でもEIPが推奨している非同期メッセージングを実現するためにSpring Integrationを使った事例紹介でした。

EIP自身を知らなかったので、システム関連携の方法をおさらいしたあとSpring Integrationの導入と導入に向けた対応について詳細に語っていただき、大変勉強になりました。

Spring Developerのためのコンテナ入門

Javaアプリを簡単にDocker化できるJibの紹介と、k8sの紹介でした。k8sはなんだか難しそうというイメージで全然手を出していなかったのですが、最近用語をよく聞くのでそろそろ勉強しておかないと行けないのかなあと感じました(やらないフラグ)。

JSP/JSFからSpring Web + Thymeleafへの移行

発表タイトルからJSP/JSFからThymeleafへの移行ノウハウのセッションかなと思っていたのですが、発表はThymeleafの紹介セッションでした。

資料はこちら

Springアプリケーションのテスト道具使いどころ、使わないどころ

テスト道具として

  • JUnit 5
    • リリースから2年経ったので、もう導入しても問題ない
    • Vintageは外したほうがよい
  • Mockito
  • Spring Test
    • マニュアルを数回読んでおくことをおすすめ
  • Selenium
  • Docker
    • 使わないことがリスクになってきた
    • 現場での導入はまだまだといった感じ

を紹介されたあと、「テストはテストしたいところの近くでテストするのが一番やりやすい」ということに長い時間をかけられて説明されていました。

資料はこちら

その他見かけた資料集