Azure App Configurationを試す(2)

はじめに

先週より試してみている機能の一つとして、アプリの設定や機能フラグを一元的に管理するためのサービスとしてAzure App Configurationというものがあります。

docs.microsoft.com

上のドキュメントを読んでもあまり嬉しさがわからないのですが、その嬉しさを理解するためにもSpring Bootアプリで試してみることにしました。今回は機能フラグを試してみました。

先週試した記事は以下の通り。

サンプル

例によってクイックスタートがあるので、それに従って実装します。

docs.microsoft.com

例によって幾つか注意点がありましたので、それを書いていきます。

ライブラリのバージョン

前回に続き、ライブラリをバージョンを確認します。今回はcom.azure.spring:azure-spring-cloud-feature-management-webを追加したので、そのライブラリの最新バージョンをMaven Repositoryで確認します。

mvnrepository.com

Azure App ConfigurationのFeature Managementのドキュメント

チュートリアルだけを書くのはあまり身につかないので、合わせてドキュメントを見てみます。

microsoft.github.io

今回は試していませんが、いろんな細かい制御ができるようです。

実装

実装としては、FeatureManagerisEnabledAsyncメソッドを使って機能のオン/オフを確認します。

featureManager.isEnabledAsync("Beta").block()

isEnabledAsyncの引数はApp ConfigurationのFeature managerで設定したNameの値を指定します。

Enabledにチェックを入れたらその瞬間に有効化され、保存ボタンとかは無いようです。

アプリは、再起動しないと反映されませんでした。

挙動

App ConfigurationのFeature managerでEnabledにチェックを入れていない状態で起動するとヘッダー部分にあるHomeとPrivacyには何も表示されていません。

App ConfigurationのFeature managerでEnabledにチェックを入れた状態で起動すると、ヘッダー部分にあるHomeとPrivacyにはBetaが表示されています。

ソース

ここまでのソースは以下のものです。

github.com