「Patterns of Enterprise Application Architecture」を読み終わった

「Patterns of Enterprise Application Architecture」を読み終わりました。

Patterns of Enterprise Application Architecture (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))

Patterns of Enterprise Application Architecture (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))

自分が読んだのは洋書版。途中から日本語版も合わせて。500ページ以上の洋書を読むのに1年2ヶ月かかりましたが、ようやく読み終わりました。ざっと感想を。

  • ソフトウェアを書く人にとって「これ読んでないとモグリでしょ」感がある一冊。たしかに読んでいて、「あ、この言葉よく聞くわ」とか「このパターンあるある」って言うことが多かったです。
  • (この本の)英語難しい。文の途中でいきなり例が出てきたり、辞書にない単語が沢山出てきたり、なかなか苦労。
  • というわけで、読んでいて流石に意味が取れないのはまずいと思って日本語訳版を購入。購入時は電子書籍版が出てなくて、書籍版も出ていない状況だったので古本で。

エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン (Object Oriented SELECTION)

エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン (Object Oriented SELECTION)

  • 500ページ以上あるということで心折れそうだったんですが、1日2ページぐらいのペースで徐々に読み進めていくと、意外となんとかなった。
  • ベストプラクティスでもないし、サンプルコード(JavaもしくはC#)がそのまま打てば動くようなものでもないです。というわけなので、「明日使えるコーディング例がここに」って感じではないです。
  • 1回読んですべてを理解しようとしてはいけない気がします。一回目はさらっと全体を通して読んで、2回目3回目ぐらいでそれぞれのPatternの相互関係を読んでいくスタイルが良いかなと。となると、あと2回は読まないといけないのか。むぅ。
  • 古い本なので、サンプルとして出ている内容がJ2EEとかEJBとか。時代背景を知っていると楽しく読めるような気がします。
  • とはいえ、著者の先見性が所々に垣間見えたりするし、そんなに技術的な流行に流される内容ばかりではないです。コーディング技術よりも一歩下のレイヤーの部分が書かれています。その分、分かりにくいところはあるんだけれども、繰り返し読んでいけば分かってくる気がする(自分もそうありたい)。
  • 紙に出力して単語を調べて文の区切りに斜線入れて読むのが自分には有っている洋書の読書スタイル。これ、iPad Pro + Apple Pencil だとちょっと変わるのかな?

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というわけで、きちんと理解しているとは言いがたい「Patterns of Enterprise Application Architecture」。ちょっと間を空けて、また再読したい。