これまでの記事
環境
- Windows Server 2012 R2
- mruby 1.2.0
- Ruby 2.3.3
- Visual Studio Community 2015
- Bison for Windows 2.4.1
準備
Windows上でmrubyをビルドするためには、いろいろとソフトウェアをインストールする必要があります。自分は次のものをインストールしました。
- Visual Studio Community
- Ruby 2.3.3
- Bison for Windows
それぞれ説明します。
Visual Studio Community
Windows上でのC/C++コンパイラであるclコマンド等を入手するためにVisual Studioをインストールします。Visual Studioには色々とエディションがありますが、個人開発者は無料で使えるVisual Studio Community Editionを入手、インストールしました。
Visual Studio Community - Visual Studio
インストールするときは、通常の方法でインストールするとclコマンドがインストールされないので、カスタムインストールでVisual C++のインストールを選択してください。
Ruby 2.3.3
Rubyのインストールは、RubyInstaller for Windowsを使ってインストールしました。
環境変数PATHにRubyのインストールパスを通すようにすると後々の作業が楽になります。
また、Development Kit(DevKit)もインストールしておいたほうが良いでしょう。DevKitのインストールは、GitHubのWikiページに記載されているように、
- ダウンロードしたDevKitを空白を含まないパスに解凍する(自分は、いつもC:\tools\devkit以下に解凍しています)。
- コマンドプロンプトを起動して、DevKitの解凍場所(自分の場合は、C:\tools\devkit)に移動。
- 「ruby dk.rb init」を実行
- 生成される「config.yml」を編集。Rubyをインストールしている場所をYAML形式で記述する。
- 「ruby dk.rb install」を実行
とすればOKです。