今日のRuby会のビックニュースといえば、これでしょう。
関係者の皆様、長い間のご尽力、お疲れさまでした。
で、これでユーザーは何が変わるのでしょうか。
たぶん、短期的には何も変わりません。
企業が、製品のAPIを提供する上で「この製品は、Ruby ISO/IEC 30170の仕様に沿った処理系で動作を確認しています。」ってことが言えるぐらいかな。言う必要があるかどうかは微妙だけど。
長期的にはどうだろう。
例えば、RubySpecがISO/IEC 30170のチェックをサポートするようなことになって、CRuby/JRuby/RubinusがこのRubySpecをパスするようになると、「仕様が安定している」ということからRubyがもっと使われるようなことになる・・・のか?
IPAがISO化を推進してきたのは、「Rubyで日本の国際競争力を高めたい。」って思いがあるってどっかで聞いたんだけど、ISO化と国際競争力の増強について関連性がいまいち見えないなぁ。これも、将来どうなるか分からんけど。
なにはともあれ、おめでとうございます。