ウェブ時代 5つの定理

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

ようやくですが、「ウェブ時代 5つの定理」を読み終わりました。

この本では多くの著名人の多くの言葉が紹介されています。それだけでも楽しいのですが、そこから先に一歩すすんで「じゃぁ、自分はどうなんだ。」と考えれば考えるほど面白さが増します。

例えばLinus Torvalsの次の言葉について考えてみました。

ディナーに行けば、すべてのテーブルがエンジニアで埋め尽くされていて、「普通の人」には何年も先にならないと手に入らない技術について話している。

僕もいわゆるSIerに勤めていて、技術者の端くれとして、技術が好きだ。でも、昼飯や夜飯で技術について喋ることは皆無だ。社内で勉強会が開催されているんだけど、その参加者も社員5,000人居て30人も集まらないのはちょっと厳しいんじゃないかと思う。

類は友を呼ぶって言葉があるが、シリコンバレーだって最初っから技術者が集まった訳ではないはずだ。誰かはじめた人がいる。それを象徴するGordon Bellの言葉がある。

トップレベルのチームはマネジメント重視でなく行動重視でなければ駄目だ。

人が来ないとか、動かないとか嘆く前に、自分から動こう。街全体を技術者の町にするのはスケールがでかいけど、会社や部内ならばなんとかなりそうな気がする。来週、ちょうどそんな機会があるので動いてみよう。