- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ようやくですが、「ウェブ時代 5つの定理」を読み終わりました。
この本では多くの著名人の多くの言葉が紹介されています。それだけでも楽しいのですが、そこから先に一歩すすんで「じゃぁ、自分はどうなんだ。」と考えれば考えるほど面白さが増します。
例えばLinus Torvalsの次の言葉について考えてみました。
ディナーに行けば、すべてのテーブルがエンジニアで埋め尽くされていて、「普通の人」には何年も先にならないと手に入らない技術について話している。
僕もいわゆるSIerに勤めていて、技術者の端くれとして、技術が好きだ。でも、昼飯や夜飯で技術について喋ることは皆無だ。社内で勉強会が開催されているんだけど、その参加者も社員5,000人居て30人も集まらないのはちょっと厳しいんじゃないかと思う。
類は友を呼ぶって言葉があるが、シリコンバレーだって最初っから技術者が集まった訳ではないはずだ。誰かはじめた人がいる。それを象徴するGordon Bellの言葉がある。
トップレベルのチームはマネジメント重視でなく行動重視でなければ駄目だ。
人が来ないとか、動かないとか嘆く前に、自分から動こう。街全体を技術者の町にするのはスケールがでかいけど、会社や部内ならばなんとかなりそうな気がする。来週、ちょうどそんな機会があるので動いてみよう。