AWS DevAx::connect シーズン1「イベント駆動」が面白い

2021年6月よりAWSがDexAx::connect シーズン1「イベント駆動」というWebセミナーが開催しています。

pages.awscloud.com

毎週木曜日に2時間ほどの時間をかけて、「イベント駆動」を掘り下げて解説されているセミナーです。

この記事を書いている2021年7月23日時点ですでに6回のセッションが開催されていますが、過去のセッションはすべて動画&資料公開されていて、あとで見直すことができるものとなっています。

イベント駆動とは?

本Webセミナーの案内をいただいたとき『「イベント駆動って?」って何?』と思ったのが正直なところでした。少し調べたところ、AWSが以下のようなドキュメントを出しています。

aws.amazon.com

最初の一文に

An event-driven architecture uses events to trigger and communicate between decoupled services and is common in modern applications built with microservices.

とあるので、最近何かと話題なマイクロサービスでシステムを設計する上で欠かせないアーキテクチャのようです。

本当はこれを読み込んでから参加しようと思ったのですが、英語ということもあり、あまり読まずにとりあえず第1回のWebセミナーを受けました。

詳細は、上記イベントページから参加登録して過去発表を参照してほしいのですが、

  • ドメイン駆動設計の紹介
  • イベントの紹介
  • 分散システムにおける課題
  • 非同期化による応答性の改善と依存性の削減
  • イベント駆動デザインパターンの紹介と実装例
  • イベントドリブンアーキテクチャ選択における観点
  • etc

と盛りだくさん。2時間って長いなと思っていたのですが、質疑応答含めあっという間に見終えました。

その後もどんどん深掘り

仕事柄、数多くのセミナーを勉強がてら受けるのですが大抵2時間という枠でも用語定義や概要だけ伝えて終了となるものが多いと感じています。 それはそれで有益なのですが、実際に案件適用をしようとすると早々により深掘りした知識を求められることになります。

このセミナーは毎週2時間の枠で一つのテーマをじっくりと深掘りされるので、色々な観点から考えるきっかけとなります。当日の資料だけでなく動画も公開されるので後でじっくり見直すことができます。

例えば第2回は『「疎結合」を実現するメッセージングサービスの選択と利用』と題して数あるAWSのサービスの中から何をどのような観点で選べばいいのかということがわかりますし、第6回は『How to Test your Events?』と題してテストの方法についてじっくり解説していただいています。

クラウド上でシステム設計に携わる方は聴講するとよいWebセミナーだと感じています。