時を超えたプログラミングの道への道

年に一度、目黒に降り立つ日。それがDeveloper's Summitの日です。今年もその日がやってきましたので、年休とって行ってきました。

個人的に一番熱かったのは角谷信太郎さんの「時を超えたプログラミングの道への道」。とにかく角谷さんの熱い思いは伝わってきましたが、冷静に振り返ってみよう。

最初の導入は、XP(アジャイル)について。設計しないとか、ドキュメント書かないとか、そんなXPの悪い面は露払いして、そもそもXP(アジャイル)の目的について紹介。ってか、ちゃんと動くソフトウェアって明言しなければいけないほど、ちゃんとしたソフトウェアって数少ないのね。

途中でTAOの話が出て来たところがまず第一のヤマ。陰陽太極図と道とを組み合わせての思考は僕にはない新しい発想。ワークライフバランスとか、コードとドキュメントとか、相反するように言われるんだけど、実は一体。僕も作りたいなぁと思うプログラムのネタは仕事から出てくることが多いし、趣味でやっていたことが仕事で生かせることが多いので、わざわざ分ける必要ないやん!

で、後半。アレグザンダーの話が出て来てから話が分からなくなって来た。前提知識がなかったんだろうなぁ。デザインパターンに対して「よくあるプログラム問題の集合」としか考えてなかったので、104ページからのスライドがワケワカ。とりあえず、「XPとパターン Ralph Johnson'sの見解」は読んでおこうと思う。
http://www.objectclub.jp/community/XP-jp/xp_relate/xp_patterns-j

で、次に出てきた石井勝さんの次の文章の意味がさらに理解できなかった。

これからは、ある程度確立されたオブジェクト指向開発プロセスをパターン・ランゲージの形式で表し、プロセス・パターンとして書き直すという論文がどんどん出てくるかもしれません。

聞いていて思ったのは、デザインパターンのようなコーディングの話を、要件定義などのところからパターン化するってことかなぁと思ったんだけど、なんか違う気がする。思考が浅い気がして自分の中で納得できていない。スライド143ページではアジャイルの範囲をビジネス要求からビジネス価値まで含めるのかなぁと思ったんだけど、それらは含まれていなかったので、違うのかなぁと思ったり。とりあえず、当該リンクを読んでおくか。
http://www.morijp.com/masarl/homepage3.nifty.com/masarl/article/org-process-pattern.html

全体的に、角谷さんの熱い思いが伝わって来たセッション。抽象的な話だったんだけど、聞き入ってしまった。

参考として、角谷さんのサイトへのリンクを張っておきます。