はじめに
2016年11月3日と4日に島根県松江市で開催されたRubyWorld Conference 2016で講演者として参加してきました。
RubyWorld Conferenceは、毎年島根県松江市で開催されるRubyのカンファレンスなのですが、出席者の半数ぐらいがスーツな人で占められる不思議なカンファレンスです。県知事と市長による挨拶があるカンファレンスはおそらくこれぐらいでしょう。
CFP
講演者としてRubyWorld Conferenceに行くためにはCFPを出して採択される必要があります。ここ数年の傾向を見ると、
- システムをRailsで構築しましたっていうのはすでに当たり前なので、採択される可能性は低い
- 去年ぐらいからmruby関係の採択率が高いような気がする
- 教育は一定の枠がある感じ
- 深い技術的な話はあまり求められていないようなきがする
みたいな感じ。今回は、参加しているOSS推進フォーラムアプリケーション部会でやっているmrubyの話をまとめてCFPとして出したら採択されました。
発表内容
半数以上がスーツな人で占められることと、mrubyに関してはET展などで「どうやって始めていいかわからない」っていう声を多く聞いたことから、mrubyでアプリケーションをどうやって作るかについて簡単に紹介することに時間を費やしました。
後で話を聞くと「分かりやすかったです」という声をたくさん聞いたので、狙いとしては成功だったように思います。
時間の関係上、
については全く喋りませんでしたので、聞きたい人がいましたらお声がけください。
あと、資料は後ほどRubyWorld Conferenceの公式サイトにて公開される予定です。
テーマについて
今回は、mrubyを使ってセンサーデータを収集してAzureにデータを送信するって話をしたのですが、最初始めるときは色々と舐めてました。
- mrubyってほとんどCRubyと同じでしょ。同じアプリをちょっと編集すれば動くでしょ。
- →う、動かない...
- mrbgemsってググれば適当に見つかるでしょ。
- →見つかることは見つかるんだけど、どう書けばいいか分からない
- Raspberry Piでとりあえず動かしてみて、すぐさま組み込みにチャレンジだ
- →組み込み、めっちゃ大変。半田付け難しい、メモリ足りない
実際にやってみるとその大変さが分かりました。
今回は、「CRubyでいいじゃん」ってな結果になったのですが、徐々にmrubyでしか出来ないようなものにもっていきたいので、徐々に突き止めてみようかなと思っています。