AWS CLIのApple Silicon対応版の状況

先日、AWS CLIApple Silicon 対応版の状況ってどうなっているんだっけと思ってみてみたら、クローズされていました。

github.com

上記は2022年9月にオープンされたIssue。待つこと3年、Apple Siliconに対応したAWS CLIが公開されました。Blogにも書かれています。

aws.amazon.com

喜び勇んで公式ページからダウンロードし、インストールをやってみました。

docs.aws.amazon.com

ですが、あれ?Rosettaのインストールが求められます。

この上記の画面で「今はしない」を選択すると、インストーラーが終了し、AWS CLIがインストールされません。

今回、2.30.0でApple Silicon対応されたということなので、具体的にバージョンを指定したインストーラーもダウンロードして試しましたが、結果は同じ。バージョンを指定したインストーラーのパスは以下の通り。

# 2.30.0
https://awscli.amazonaws.com/AWSCLIV2-2.30.0.pkg
# 2.30.1(さらに更新されたバージョン)
https://awscli.amazonaws.com/AWSCLIV2-2.30.1.pkg

ちなみにIntel Mac上でインストールしてみるとRosettaの確認は求められません(RosettaApple Silicon Mac上でIntel向けのコードを動かすためのものなので、挙動としては正しい)。インストール後、AWS CLI自身のfileコマンドの結果は以下の通り。

見ての通り、Universalアプリになっていて、Intel向け(x86_64)とApple Silicon向け(arm64用)の二つのバイナリが存在します。

macOSのアプリケーション作成には詳しくないのですが、軽く調べた感じ、distribution.xml<option>タグを設定するとよいとのこと。

developer.apple.com

Issueは以下の通り発行されていましたので、同じ内容をコメントしておきました。

github.com

早く治るといいのですが。