不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)
- 作者: 河合太介,高橋克徳,永田稔,渡部幹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/18
- メディア: 新書
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不機嫌な職場を読了。社員間のコミュニケーションの重要性を具体例を交えて諭している本。
いわゆる飲みにケーションって言葉があるが、最近はそういうコミュニケーションの取り方は受け入れられない傾向にある。僕もアルコールはだめな人なので、飲みにケーションは苦手である。
じゃぁ、飲みにケーション以外のコミュニケーション手段と言われると、昨今はほとんどないように思われる。本書には社員旅行が挙げられていたが、僕が入社した頃には既になかったからねぇ。全然ピンとこない。
本書では、職場のコミュニケーションをよりよいものにするために、実際いろいろな取り組みをされている会社を数社紹介している。読んでいると面白そうに思うのだが、自分が今勤めている会社に置き換えて考えていると、なかなか実現しそうにない。本書にも書いているが、こういう取り組みは3年ほどの時間を要するらしい。数ヶ月で結果が出る訳ではないことをきちんと意識しないとだめだろう。根気よく続けることが重要。
また、こういう取り組みが面白いものであることも大事。本書でも、「飲みにケーションの参加率の低下を単に若年層の酒嫌いっていうのは簡単だけど、本当はあなたとの酒の席が面白くないってことなのではないか」と説いてある。全くもって同感だ。若者の間はちゃんと飲みにケーションをやっている。でも、面白い取り組みを作って続けるって難しいよなぁ。言葉でいうのは簡単なんだけど。