Amazon RDSにてDBインスタンスのパラメータを変更する手順

はじめに

Amazon RDSを使う時に、チューニングやログ出力などでパラメータのデフォルト値から変更したい場合が結構あります。そのとき、パラメータの値を変更しようとするが、デフォルトで用意されたパラメータグループには編集ボタンが出てこずにあれ?ってなるケースを目にしました。以下はPostgreSQL 16の場合ですが、デフォルトパラメータグループを編集しようにも編集ボタンが出てきません。

間際らしいのは、「パラメータ」の横にある「情報」をクリックすると、「1つ以上のパラメータを編集するには、パラメータの[編集]を選択します。」と書かれているところです。

「編集」ボタンが出てこないのは、権限不足だったり、何らかの不具合じゃないかという人も目にしました。ここでは、この対処方法について記します。

公式ドキュメントを見る

公式ドキュメントを見ると、デフォルトパラメータグループは編集できない旨がバッチリ書かれています。

docs.aws.amazon.com

対処方法についてもバッチリ書かれているので、その通りに作業を進めばOKです。

実際にやってみる

実際にやってみます。「パラメータグループ」から「パラメータグループの作成」をクリックします。

必要事項を入力します。名前とデータベースのエンジンやバージョンなどを指定すればよいだけですので、特に迷うところはないかなと思います。

作ったパラメータグループは「カスタムパラメータグループ」に現れます。作ったものを選択して「アクション」メニューから「比較」をクリックします。

すると、デフォルトパラメータグループとの比較になり、差分がないことが確認できます。

作ったパラメータグループにはバッチリ「編集」ボタンも出てきます。

「編集」ボタンをクリックすると、変更可能なものを編集する画面が出てきます。

この画面で値を変更し、DBインスタンスに紐づければOKです。

考察

Amazon RDSで動かしているデータベースのパラメータを編集する方法について記しました。パラメータグループという概念が必要なため、オンプレ経験者とかはちょっとまどろっこしいところもあるのかなと思います。

また、デフォルトパラメータグループが編集できないという記載はコンソール画面には出てこないのもハマりポイントです。知っていれば当たり前なのですが、予備知識がないとあらぬ方向に推察してしまい、例えば権限不足ではないかと疑う人も多いのかなと思いました。