はじめに
アプリの設定や機能フラグを一元的に管理するためのサービスとしてAzure App Configurationというものがあります。
上のドキュメントを読んでもあまり嬉しさがわからないのですが、その嬉しさを理解するためにもSpring Bootアプリで試してみることにしました。
サンプル
まずは簡単なサンプルを試します。例によってクイックスタートがあるので、これを試します。
注意点
自分の中で注意した点を記します。
com.azure.spring:azure-spring-cloud-appconfiguration-configのバージョン
クイックスタートで使っているcom.azure.spring:azure-spring-cloud-appconfiguration-config
のバージョンが最新であるかどうか確認します。Maven Repositoryのサイトから最新バージョンを確認しました。この文章を書いている2022年4月時点、2.5.0が最新でした。
Spring Cloud Azure App COnfigurationのドキュメント
クイックスタートを読むだけだとサラッと動いてしまうので、合わせて公式ドキュメントも少しは目を通しておきます。
個人的な注意点としては、
bootstrap.properties
にAzure App Configurationの接続先を設定する- Azure App Configurationのキーには使用したいキーの名前の先頭に
/application
をつける
でした。
Azure App Configurationを作成する
Azure App ConfigurationはAzure Portalの検索でappcon
と入力したら出てきました。
Azure App Configurationのページは多くの場所が英語でした。
クイックスタートでは日本語で書かれていたのでちょっと戸惑いましたが、なんとか設定することができました。
アプリを動かす
クイックスタートにあるアプリを動かします。@ConfigurationProperties
や@EnableConfigurationProperties
というものが出てきてちょっとびっくりしましたが、以下のページで大体の概要を掴みました。
あとはクイックスタートの通りに実装して、アプリを動かしてブラウザで動かすと、無事設定を取得できました。
この時点では、アプリを動かしたままAzure App Configuration上での設定値を変えてもアプリを終了するまでは値の変更は反映されませんでした。これは後で動的に変更する機能があるようなのでまた試してみようと思います。
今日はここまで。